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気がつくとドラえもんは
いつもそこに居ました。

思えば、気がつくと
ドラえもんはそこに居ました。
そう、ドラえもんは現代の日本人の心に
浸透しきっています。
なんと漢字変換ソフトで
「どらえもん」と入力すると、
一発で「ドラえもん」になって
出てくるほどです。
それほどドラえもんは
日本人の日常に溶け込んでいるのです。
あまりにも日常的に身近にあって、
空気のような存在で……
ドラえもんはいてくれてあたり前……と、
ほとんどの日本人が感じています。
しかし本当にそうなのでしょうか?

当然のことですがドラえもんにも
始まりの物語があり、
また何度か最終回も描かれています。
僕たちは、今回、そこにもう一度光を当てて、
『ドラえもんは未来からやってきたロボットで、
いつでも帰ってしまう可能性を秘めているのだ』
ということを
再認識する物語を作りたいと思っています。
そして当たり前のように見える『日常の風景』が
どれほど貴重で尊い物であるかということを
逆に照射するような映画が出来るといいな
と思っています。
もう一度原点に戻り、ドラえもんとの出会い、
次第に友情が深まっていく様、
そして悲しい別れを丁寧に描いて
日常と空想が最高の形で手をつないでいる
ドラえもんを再発見したいと思っています。

八木竜一・山崎貴